2001年12月14日 |
バイエル、本州化学と共同で欧州に特殊ビスフェノール工場建設 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:バイエル、三井物産 |
ドイツ・バイエルは13日、本州化学工業と共同でバイエルのビターフェルト工場に隣接するP・Dケミカルパークに、特殊ビスフェノールの生産設備を建設すると発表した。 バイエルはこれを自社の高耐熱性ポリカーボネート樹脂「アペック」の原料として使用する。特殊ビスフェノールの生産能力は年約5,000トン、所要資金は約3,800万ユーロ、2003年末操業開始の予定。 このプロジェクトのため本州化学、三井物産、バイエルの3社で合弁会社「ハイビス社」を設立する。 13日ビターフェルトで記者会見が行われ、本州化学の竹野壽彦専務は「製品需要は持続的に拡大しており、より大規模な生産設備の建設が必要になった。バイエルはヨーロッパでの特殊ビスフェノールの独占的な顧客であり、共同で設備を建設することにした。本州化学にとっては、初の海外プロジェクトになる」と語った。 |