2003年05月15日 |
中国からのポリオレフィンの引き合いが再開 |
市場の在庫縮小と先安観の消滅が作用か |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
大手商社数社によると、ここにきてポリオレフィンに対する中国からの引き合いが再び増えてきた。 5月第1週の連休明け(中国も同じ)と同時に、中国の需要家やトレーダーから、ポリオレフィン3樹脂の今後の取り引きについて交渉したいとの申し入れが相次いでいるという。5月上・中旬の船積み分はすでに成約ずみなので、月末ならびに来月の納入分が対象ということになる。 こうした中国側の動きは、過剰状態となっていた中国国内の在庫がようやく通常のレベルまで縮小してきたことと、同国の市場全体に広がっていた先安観が急速に消え始めたことによるものと見られている。 ただし、オファー価格はまだ低水準にとどまっており、各商社とも成約には慎重な構えを崩していない。 |