2003年05月16日 |
化学業界、世界全体でRCの充実・強化へ |
日化協も参加してタスクフォースを設置 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:日本化学工業協会 |
国際化学工業協会協議会(ICCA)の構成メンバーである全米化学工業協会、日本化学工業協会、欧州化学工業連盟など主要化学工業団体は、有力なグローバル化学企業の複数のCEOと協力して、世界全体のレスポンシブル・ケア(RC)活動の一層の充実・強化に取り組むことになった。 現在合計47カ国が実施中のRC活動を見直して、すべての国が軌を一つにしてより整合性に富んだ内容の活動を展開していくように持っていこうというもの。化学産業全体の長期継続的発展と、化学産業に対する社会の信頼の一層の向上を図るのが主眼といえる。 具体的には、ソルベーのCEOのAloisMichielsen氏をリーダに合計12人で構成する新たなタスクフォースを設置し、合計五つのテーマについて入念な活動の見直しを行い、合わせて改善・強化策をまとめて各国に円滑な実行を促していくことになる。わが国からは田中・日化協専務理事が参加する。 検討課題は(1)RC協議会会員の拡充(2)活動内容の国際調和と整合性(3)活動の実績と検証(4)商取引上のRCの価値と持続可能な開発(5)一般社会とのコミュニケーションの5点。04年秋までに見直しと強化策の取りまとめ作業を完了したい考え。タスクフォースの第一回会合は6月4日に米国ウエストバージニア州グリーンブライアンで開催の予定。 |