2003年05月20日
積水化成品、開発製品の重点化とスピードアップが進展
今年度の売上げの構成比、31.5%に拡大の見通し
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:積水化成品工業

積水化成品工業は中期経営計画「K−PLAN45」の重点課題の一つに「開発製品の重点化とスピードアップ」を掲げてその実現に取り組んでいるが、目標を着実にクリアしつつあり、今年度の同社の総売上高に占める開発製品の占める比率は31.5%に拡大する見通しとなってきた。

 過去2年の構成比は、01年度が24.2%(143億4,000万円)、02年度が27.1%(160億9,000万円)となっていた。既存の汎用製品が縮小傾向をたどるのとは対照的に着実な伸びを遂げてきたわけ。
今年度はさらに拡大して構成比が31.5%、売上高が196億6,000万円となる見通しにある。売上高の伸び率は22.2%ということになる。
部門別の見通しは、樹脂事業部門が88億4,000万円、シート事業部門が51億4,000万円、建材事業部門が37億2,000万円、その他事業部門が19億6,000万円—となっている。開発製品の代表的なものとしては、各種疎水性ビニルモノマーをベースにした微粒子ポリマー「テクポリマー」、高性能ハイドロゲル体「テクノゲル」などが挙げられる。