2003年05月21日
三井エラストマーズの大型設備が早くもフル稼働に
エラストマー、国内を合わせて年産20万t体制確立
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学のシンガポール法人「三井エラストマーズシンガポール=MELS」がジュロンに建設したエラストマー設備が早くもフル稼働入りした。
 同設備の生産能力は年間10万t。アセアン地域初のメタロセン触媒法による大型エラストマープラントで、昨年11月に完成、今年4月から営業運転に入っている。
 ポリプロピレンや軟質樹脂等の改質用を中心に需要が活発なためいち早くフル稼働に入っている。
 
 これに伴い三井化学のエラストマーの総生産能力は千葉工場内の設備を合わせて年産20万tとなった。一気に2倍の能力に拡大したわけだが、既存の用途の拡大に合わせて新用途の開拓も順調に進みつつあるので、06年12月には同じシンガポールにEPTを中心とした同7万t能力のエラストマープラントを増設することを計画している。