2003年05月21日
JPCの事業再編、コスト合理化目標はともに50〜60億円
対売上高経常利益は当面5%を目指す
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:チッソ、日本ポリオレフィン、日本ポリケム

 日本ポリケム(JPC)の高下社長、チッソの前田常務、日本ポリオレフィン(JPO)の松下社長の3氏は21日に記者会見し、3社によるポリオレフィン事業の再編の計画概要と当面の経営課題について語った。

 この中で3氏は、統合・再スタートすることによって実現できる合理化効果は、PE会社、PP会社ともに50~60億円になるとの見方を明らかにした。3社はそれぞれに今回の合意を前提に生産、販売、物流の各部門でコストの削減を進めてきているが、統合の実現によってさらに上積みが可能となり、コスト競争力を一層強化できることになったと説明している。また当面の収益については、総売上高の5%を経常利益として計上していきたいと語った。