2003年05月22日 |
BASF-YPC社、中国・南京でのDMF生産能力を増強 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:BASF |
BASFジャパンは22日、BASFと中国石油化工集団(SINOPEC)の折半出資会社であるBASF-YPC 社が、ジメチルホルムアミド(DMF)プラントの年産能力を1 万トンから4万トンに変更したと発表した。同プラントは現在、中国・南京にある同社の統合石化拠点(IPS)で建設が進められている。今回の決定は、中国でのDMF需要が急速に拡大し、アジアの需要が全需要の50%以上を占めるにいたったためとしている。 同プラントは現在細目設計中だが、メチルアミンや合成ガスといった原料の生産も行うIPS のコンビナートに統合されることになっている。操業開始は2005 年初頭の予定。 DMF は合成皮革、ポリアクリロニトリル(PAN)、スパンデックス繊維、医薬品・作物保護製品向けの合成中間体などを生産するさいに溶剤として使用される。また、石油化学プロセスでは抽出剤としての用途をもっている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/030522basf.pdf |