2003年05月23日
プラ協が「プラスチックリサイクルの基礎知識」03年度版を発行
各種関連法律の制定も踏まえて大幅に改定
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:プラスチック処理促進協会

 プラスチック処理促進協会はこのほど、「プラスチックリサイクルの基礎知識」の03年度版を発行した。
 同協会では96年に初版を刊行していらい7年にわたって同記の表題の小冊子を毎年発行してきたが、03年度版は内容を大幅に改定した。これは、容器包装リサイクル法をはじめ関係法制度の整備が急速に進み、またそれに関連してごみ発電によるエネルギー利用の進展、さらにはLCAなど新たな環境影響評価手法の定着といったこれまでにない新しい動きが相次いで顕在化してきた点を睨んで内容を一層充実させたもの。
 
 主な内容は(1)日本および海外の廃棄物の排出量と処理状況(2)プラスチックの一般知識およびリサイクル関連資料と技術(3)LCA手法の説明(4)リサイクル関連法の説明--など。 プラスチックの持つ有用性と実際の使用分野などを具体的に紹介したうえで、マテリアル、ケミカル、サーマルの各種リサイクルの定義とそれぞれの技術の内容を詳しく説明、さらには、同協会で検討した各種リサイクル手法の与える環境や資源への影響評価や関連法などについても簡潔に解説している。1万5,000部を作成、一般市民、自治体、企業、教育現場などの希望者に無料で配布していく。