2001年12月13日
旭化成、中国にエンプラ・コンパウンド事業体制、ニチメンから現地会社株取得
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成

 旭化成は12日、ニチメンとの間でニチメンが中国・江蘇省にもっている、コンパウンド樹脂生産子会社「呉県浜崎複合塑料有限公司」株の51%を2002年1月末に譲り受けることで合意したと発表した。
 
 また、同社は上海市内の外高橋地区(保税区)に機能樹脂(エンプラ)、コンパウンド製品の供給や技術サポートをする販売会社を設立する。
 
 同社は自動車、家電、OA機器などユーザーのグローバルな事業展開に対応して、現地密着型の事業体制確立を目ざし、これまでに欧、米、アセアンに販売・供給拠点を構築してきてきたが、中国での事業体制確立により、世界4極体制が整ったことになる。
 
 ニチメンから株式の過半を取得した、呉県浜崎複合塑料は、中国江蘇省・蘇州市に本社があり1996年2月に設立、資本金600万USドル(ニチメン100%)、生産能力はコンパウンド樹脂年産1万8000トン。
 
 一方、新たに設立するのは「旭化成機能樹脂(上海)有限公司」(仮称)、資本金3億円(旭化成100%)、機能樹脂及びコンパウンド製品の上海地区での販売を目的に2002年2月設立する。