2003年05月26日
山陽石化のエチレンプラントがトラブルで運休
旭化成のSM、ANなどの誘導品装置も操業停止
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成

 山陽石油化学・水島の年産48万t能力のエチレンプラントが24日からトラブルのため操業停止となった。プロピレンのコンプレッサーの制御装置の不良によるもの。同社では6月4日までに復旧作業を完了して5日にはナフサ・フィードを再開する計画だが、それまでの12日間は同工場のオレフィン・ジオレフィンのすべての生産がストップする。
 
 これに伴い、水島コンビナート内の旭化成の誘導品プラントもすべて同じ期間に大幅な操業ダウンもしくは全面停止を余儀なくされる。ベンゼンの場合は年産(以下同)46万tプラントのうちの31万tが、SM(スチレンモノマー)は46万tのうちの31万tがそれぞれ運休となる。この間のSMの減産規模は約1万tとなる見通し。
 このほか、HDPEの16万t設備、ANの25万tプラント、LDPEの8万t装置は同じく4日まで全面停止となる。