2003年05月28日 |
POフィルムの3月の出荷、LD品種が引き続き前年超え |
HD品種は依然として前年同月を下回る |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン、日本ポリオレフィンフィルム工業組合 |
日本ポリオレフィンフィルム工業組合が28日に集計したところによると、同組合加盟のポリオレフィンインフレーション・フィルムメーカーによる3月の総出荷数量は7万8,197tとなった。前年同月を1.5%下回っている。2月は、わずか1.4%ながらも前年同月を上回ったが3月は再び前年割れとなった。LDPE製フィルムは前年同月並みであったが、HDPE製フィルムが引き続き前年を下回ったことが響いている。IPPも依然として不振から抜け出せないでいる。 3品種のうちのLDPE製フィルムの総集荷数量は5万1,433tで、前年同月比は0.3%増となっている。3ヶ月連続の前年同月超えである。主力の産業用は2万4,778tで1.4%増と着実な伸びを遂げた。農業用も6,785tで1.4%増と順調であった。しかしごみ袋用は5,175tで10.0%減と引き続き不振であった。その他は1万4,695tで2.1%増となっている。 HDPE製フィルムの総出荷数量は2万4,215tで、前年同月を5.1%下回っている。メーンのレジ袋用が1万1,800tで8.5%減となったのが響いている。ごみ袋用は3,089tで1.7%増、農業用は83tで21.0%減、産業用・その他は9,243tで2.5%減となっている。IPPは2,549tで前年を2.6%下回っている。 こうした結果、1月から3月までの累計は3品種トータルで21万6,295tとなった。前年同期比は0.2%減なので、ほぼ横並びということになる。うちLDPE製品は14万1,821tで2.6%増、HDPE製品は6万7,623tで4.3%減、IPPは6,851tで13.2%減となっている。輸入品の圧力が大きいHDPE製レジ袋用は3万2,958tで前年同期を6.7%下回っている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/03528001.tif |