2003年05月28日 |
新日鐵化学「エスパネックス」生産能力を大幅増強 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:新日鐵化学 |
新日鐵化学は28日、電子材料事業部が事業展開している、回路基板材料のフレキシブルプリント基板用無接着剤銅張積層板(2層CCL)「商品名:エスパネックス」について、2004年2月の営業運転開始をめどに、現在木更津製造所(千葉県)で進めている生産能力を年産400万〓とする増強工事のほかに、今回、さらに約20億円を投資して、同年4月には、年産550万〓とする増強工事に着手したと発表した。 【能力増強の背景】 ここ数年2層CCLは、携帯電話を中心とするデジタル機器の小型軽量化、高性能化に伴う回路基板の高密度実装化、微細加工化に不可欠な材料として需要が拡大を続けており、特に昨年春から携帯電話の高機能化(カメラ搭載、動画化対応等)や画面の高精彩化により市場が急速に拡大している。 こうしたなか、品質・性能に優れる当社材料「エスパネックス」へ需要が集中しており、相次ぐ能力増強にも、その需要に一部対応出来ない状況となっている。携帯電話の高機能化・高精彩化は、日本国内だけでなく韓国、中国、欧州等、世界的な広がりを見せており、2層CCL市場の拡大は確実と予想される。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/030528shinnittetsu.jpg |