2003年05月30日 |
合成樹脂の輸出、4月は多くが前年を下回る |
前年超えはPOMやPPホモポリマーなど一部だけ |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
合成樹脂の4月の輸出通関数量は、多くの製品が前年同月の実績を下回った。ポリアセタールの28.%増とPPホモポリマーの10.7%増を除くと、ほとんどが前年を下回っている。PSの48.7%減、PPコポリマーの24.9%減ABSの19.2%減などが目立つ。 前年を下回った製品の多くは、中国の買い控えの影響を強く受けていると見られている。また、引き合い自体はさほど落ち込まなかったものの、オファー価格が低落したため日本の商社やメーカーが成約を見送るケースも少なくなかったようだ。 主要樹脂の4月の輸出通関数量は以下の通り。単位はトン。かっこ内は前年比。右は1月からの累計。 ▽LDPE 18,357(81.4%) 75,209(74.3%) ▽HDPE 17,493(98.1%) 82,800(92.6%) ▽PP-H 20,251(110.7%) 98,541(104.8%) ▽PP-C 6,705(75.1%) 39,127(109.7%) ▽PS 11,987(51.3%) 57,702(66.6%) ▽ABS 16,750(80.8%) 75,232(104.1%) ▽PVC-H 58,996(100.9%) 256,817(93.4%) ▽POM 6,783(128.4%) 25,562(130.6%) ▽エポキシ 5,755(84.9%) 21,449(95.4%) ▽PC 16,452(80.9%) 81,854(114.8%) ▽PET 4,644(84.1) 19,200(96.0%) ▽ポリアミド 8,594(101.0%) 33,244(102.6%) |