2003年05月30日 |
化成品は4月も多くの製品の輸出が前年を上回る |
エチレン、プロピレン、PXなどが大幅な伸び |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
化成品の輸出は、3月に続いて4月も多くの製品が前年同月の実績を上回った。エチレン、プロピレン、パラキシレン、酢酸ビニル、EG、カプロラクタムなどの伸びの大きさが特に目を引く。 エチレンは、3月が前年同月の2.34倍となったのに続いて4月も2.68倍に大きく拡大した。プロピレンの場合は、3月のマイナス成長(18%減)から一転して36.9%もの増加となった。カプロラクタムは、3月の68.8%増に続いて4月も40.0%増となった。酢ビも3月の52.2%増をさらに上回って90.7%の伸びとなった。EGもやはり3月の22.1%増が4月には41.2%増に一段と膨らんだ。 反面、TDI、TPA、ANなどは前年を大きく下回った。PTAは、前月の6.6%減が4月は59.6%減になった。TDIは、13.6%減であったのが72.8%減へとさらに大幅に縮小している。 主要製品の4月の輸出通関数量は以下の通り。単位はトン。かっこ内は前年比。右は1月からの累計。 ▽エチレン 36,619(268.4%) 104,632(157.4%) ▽プロピレン 40,130(136.9%) 126,014(83.3%) ▽ベンゼン 31,174(88.1%) 125,049(108.7%) ▽トルエン 14,198(122.4%) 36,286(92.6%) ▽PX 200,337(171.9%) 739,187(136.8%) ▽SM 89,197(100.7%) 381,691(98.6%) ▽EG 21,108(141.2%) 67,269(125.5%) ▽MEK 13,818(101.4%) 53,064(117.5%) ▽酢酸ビニル 8,224(190.7%) 39,064(129.2%) ▽PTA 28,837(40.4%) 203,988(75.6%) ▽AN 12,074(72.1%) 72,958(145.3%) ▽TDI 5,787(27.2%) 54,716(75.0%) ▽MDI 6,589(96.0%) 27,548(129.7%) ▽カプロラクタム 20,844(140.0%) 90,750(142.1%) |