2002年05月21日 |
VCMの4月の総出荷量は前年の5.6%増 |
国内のPVC用と輸出の大幅増が寄与 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会 |
塩ビ工業・環境協会が21日に集計したところによると、VCM(塩ビモノマー)の4月の総出荷数量は3ヵ月ぶりに前年同月の実績を上回った。5.6%増と、最近ではめずらしい高い伸びとなっている。 これには、輸出が34.2%増とこれまでにも増して好調であったことが大きく作用している。これで輸出は5ヵ月連続の前年同月超えとなった。 また、国内のPVC用も0.1%の小幅ながら、00年4月の3.0%増以来しばらくぶりのプラス成長となった。PVC用の回復は中国向けを中心とした同樹脂の輸出の伸びによるもの。 一方の生産は前年の横並び(99.9%)となり、この結果月末在庫は18.0%減と大幅に改善された。 VCMの4月の生産・出荷実績は以下の通り。かっこ内は左が前月比、右が前年同月比。 ▽生産 =259,357トン(100.4%、 99.9%) ▽消費・出荷 PVC用=180,897トン( 98.3%、100.1%) その他= 3,898トン( 90.9%、 58.6%) 国内計=184,795トン( 98.1%、 98.6%) 輸出用= 61,165トン(110.4%、134.2%) 合計 =245,960トン(100.9%、105.6%) ▽在庫 = 80,819トン(101.7%、 82.0%) |