2003年06月03日 |
エチレン系製品の出超量、4月も15万t強の高水準 |
輸出が前年同月比6.1%増、輸入は同27.2%減 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省製造産業局は3日、エチレンならびにエチレン系誘導品の4月の輸出入実績をまとめた。それによると、エチレン換算の総輸出量は16品目合計で18万9,900tに、一方の総輸入量は13品目トータルで3万2,300tとなった。差し引きの輸出超過量は15万7,600tである。輸出比率は31.1%、輸入比率は7.1%となっている。 これらを前年同月の実績に比較すると、輸出は6.1%増、輸入は27.2%減、出超量は17.1%増となる。前月比は輸出が10.6%減、輸入が21.3%増、出超量が15.2%減ということになる。 輸出の中ではエチレンの168.4%増(3万6,619t)、EGの41.2%増(1万3,931t)が特に目を引く。注目の汎用樹脂は、LDPEが19.6%減(1万8,357t)、HDPEが1.9%減(1万8,192t)、PVCが0.9%増(2万9,498t)--等となっている。 主要製品の輸入の中ではエチレンの61.4%減(4,621t)、HDPEの20.1%減(2,167t)、EDCの5.6%減(1万617t)などが目立つ。 こうした結果、今年1月から4月までのエチレン換算の累計は、輸出が前年同期比97.1%の76万300t、輸入が同88.7%の12万4,700t、出超量が同98.9%の63万5,600tとなった。 |