2003年06月03日
ナフサのC&F/ジャパンの5月の平均、234ドルに
第4週の平均は前週に続いての240ドル台の高水準
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋が調査したところによると、ナフサの国際スポット相場のうち日本の石化企業や商社などが国際トレーダーや産油国に対してオファーするなり契約するなりしたC&F価格(C&F/ジャパン価格)の5月の平均はトン当たり約234ドルとなった模様。
 
 4月の平均は240ドル弱であったので、5月はほぼ2.4%の下降となる。前年同月は237ドル強であったので、それとの比較は1.5%ダウンということになる。原油のスポット相場の動きは、WTIを例に取ると前月比が0.2%安、前年同月比が4.2%高となっており、C&F/ジャパンの動向はかなり様相を異にしている。これは、過去2〜3ヶ月のナフサ全体の価格の上昇幅が原油を大幅に上回ってきたことの反動が出てきたことによるものと見られている。
 もっとも、5月の最終週のC&F/ジャパンの平均はおよそ241ドルで、2週続けての240ドル台の高水準となっている。