2003年06月06日 |
旭化成・水島の石化設備が相次ぎ操業再開 |
山陽石化のエチレンプラントも6日に再稼動 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成、三菱化学 |
5月24日からトラブルのため操業を中断していた旭化成・水島の石油化学プラントが5日から6日にかけて相次いで稼動を再開した。山陽石油化学の年産(以下同)48万t能力のエチレンプラントも6日から操業を再開している。誘導品プラントの再稼動が1日早かったのは、隣接の三菱化学からオレフィンの融通が受けられたため。 今回の操業中断は、山陽石油化学のプロピレン用コンプレッサーの制御装置のトラブルによるもので、これに伴い、旭化成のベンゼン、SM、AN、HDPEなど各種誘導品設備も全面あるいは部分的な運休を余儀なくされてきた。例えばSMの場合は46万t装置のうちの31万t分が運休し、このため合計12日間で1万2,000tが減産となった。 しかし、計画通りのスケジュールで修復が完了したため比較的短期で全ての設備がスムースに再稼動できたたもの。当然のことながら、初日はメカニカルな理由で低率操業となったが、2日目からはいずれの装置もノーマル運転に移行できつつあるという。 |