2003年06月09日

TEC、中国向け燃料用DME向けメタノール・プラント受注

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：東洋エンジニアリング

東洋エンジニアリング(TEC)は9日、中国・四川省が推進する工業開発計画、「四川西部化工城」の中心プロジェクトとして、瀘天化(集団)有限公司が計画中のクリーンな次世代エネルギー・プロジェクトの一環である、日産1,350トンのメタノール製造設備を受注したと発表した。 　同プロジェクトは、次世代クリーンエネルギーとして注目されているDME(ジメチルエーテル)の原料となるメタノールを製造するプロジェクトで、製造設備のコアとなる部分に使用されるTECのMRF-ZR合成管の運転実績への信頼性と、現在同社向けにTECが遂行している先発の世界初の年産10,000トンの燃料用DME製造設備や、既に完工した日産2,000トンの大粒尿素製造設備での実績等が評価された。完成は2005年春の予定。 <受注概要> ◇客先: 瀘天化(集団)有限公司(Lutianhua Group Incorporated) ◇建設地:四川省・瀘州市に新規開発中の工業地区「四川西部化工城」(Sichuan West Chemical City) ◇対象プラント:日産1,350トン・メタノール製造設備 ライセンスは英国ジョンソンマッセイ・シネティックス(JM Synetix)社の低圧メタノール合成プロセス ◇役務内容:メタノール製造設備のコアとなる部分である合成系の基本設計、主要機器(MRF-ZR合成管)調達、客先設計のレビュー及び運転支援。運転支援を除き一括請負(ランプサム)契約。 ◇プラントの完成:2005年春の予定 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=1068