2003年06月13日
中外製薬、セフェム系抗生物質のバッグ製剤新発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:中外製薬

中外製薬は13日、日本ロシュが申請し、3月に中外製薬として承認を得たセフェム系抗生物質・セフトリアキソンナトリウムのバッグ製剤(販売名:ロセフィンR点滴静注用1gバッグ)が、13日付で保険薬価基準に収載され、同日付で発売開始したと発表した。
薬価は『ロセフィンR点滴静注用1gバッグ』として1,746円。

 細菌感染症の治療では、抗生物質の濫用からメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の発生が問題となったが、『ロセフィンR』は、ペニシリン耐性肺炎球菌、耐性インフルエンザ菌などに対する抗菌力に優れている。欧米、日本国内でも、感染症治療のガイドラインで疾患治療に推奨されている。また注射用セフェム系抗生物質製剤の中で、唯一、1日1回の投与が可能な薬剤として、簡便性、経済性が海外でも評価されているという。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/030613chugai.pdf