2003年06月16日 |
ナフサのスポット相場がさらに大幅上昇 |
C&F/ジャパンの先週の平均は260ドル台に |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
エチレンセンター筋の調べによると、ナフサの国際スポット相場が先週に入って一段と上昇、C&F/ジャパンの先週の平均価格はトン当たり263ドルとなった。 これは、原油の国際スポット相場が米国の石油製品の在庫不足の表面化やOPECの増産見送りなどの要因によって各地で再度高騰し始めたことが作用してのもの。一週間前に比べて12ドル前後も上がっている。1ヵ月前に比べるとおよそ31ドル高い。3月下旬並みのレベルである。 極東に劣らぬ大型消費地である北西欧のCIF価格も急反発している。先週の平均は250ドル半ばとなっている。一週間前に比べると11ドル内外、1ヵ月前に比較すると40ドル強の値上がりである。 この状態が続くと、わが国の石油化学業界は7月から8月にかけて再び原料高に苦占められることになる。 |