2001年12月11日 |
酢ビ・ポバール10月の実績、輸出市場堅調で前年水準維持 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:酢ビ・ポバール工業会 |
酢ビ・ポバール工業会の集計によると、10月の酢ビ生産量は4万7,216トンで、今年1月以来最低の水準となった。しかしメーカーの定修によるもので1~10月の生産累計は51万1,225トンで前年比103%と、なお前年実績を上回っている。 需要別では主力のポバール向けが2万9,213トンで前年比119%と好調、輸出も9,334トンと前年の3,176トンを3倍近く上回った。 「内需はほぼ去年並み、輸出市場も予想以上に堅調なので今年の年間生産量は、過去最高だった去年の60万5,000トン近くまでいけるのではないか」と業界筋では見ている 一方、ポバールは10月生産量が1万7,256トンで、前年比126%と増加。ただ1~10月累計は16万2,436トンで前年比93%とまだ水準は回復とはいえないようだ。接着剤用を除いてビニロン用、フィルム用、繊維用など他はいずれも前年水準を下回っている。 |