2003年06月17日 |
三菱ガス化学、食品素材・天然型コエンザイムをバルク販売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱ガス化学、厚生労働省 |
三菱ガス化学は、近く国内での食品素材・天然型コエンザイムQ10"Bio Q10"のバルク販売を開始する。 コエンザイムQ10は、生体中でミトコンドリアでのエネルギー生産に関与する補酵素で、生体には必須の因子とされている。1957年にウシとブタの心筋から発見され、その後の研究でヒトの様々な組織にも広く存在していることがわかった。日本ではうっ血性心不全の治療薬として、30年以上にわたって使用されてきた。 コエンザイムQ10はエネルギーを供給するだけでなく、活性酸素を消去する作用も持ち、アメリカやヨーロッパでは、健康食品原料として用いられている。わが国では、2001年の厚生労働省医薬局長通知で、コエンザイムQ10が「医薬品」から「食品」に区分変更されたが、現在では「一般飲食物添加物」として扱われている。 同社は、コエンザイムQ10を25年以上にわたって製造し、国内医薬品向け、海外健康食品向けに販売してきたが、2001年の厚生労働省通知に基づき、このほど食品素材・天然型コエンザイムQ10 (商品名"Bio Q10")を発売することにした。"Bio Q10"は、発酵法による高純度製品であるという特徴をもっている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/030617mgas.doc |