2003年06月17日 |
BASF、環境にやさしい包装紙用バリア・コーティング剤 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:BASF |
BASFは17日、今年初めに発売した、包装紙用バリア・コーティング剤が好調だと発表した。全量リサイクル可能な環境対応型製品で、20 カ月かけて開発したこのポリマー・ディスパージョンを塗工した紙は、水、湿気、油、グリースから梱包物を守るだけでなく、既存の生産工程に組み込めるため、メーカーはコストを抑えることができる。 また製紙業界にとっては、環境に優しく、競争力の高い紙包装材の製造に貢献できるとしている。このバリア・ディスパージョンでコーティングした包装紙は現在、製紙メーカーのストラ・エンソ社が発売している。 コーティング剤の商品化にあたり、ストラ・エンソ社のフレキシブル・パッケージング事業部と連携し、パイロット・プロジェクトとプラント試験を行った。BASF のバリア・ディスパージョンは既存のプラントが使え、直接紙製品や板紙製品にポリマー・ディスパージョンが塗工できる。包装紙の製造工程も削減でき、短時間で塗工可能なため、全量リサイクル可能な包装材料が製造できるなどメリットが多いとしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/030617basf.pdf |