2003年06月19日 |
石化企業筋、2Qのナフサ価格を2万5,600〜2万5,700円と予想 |
1Qを1,000円下回るも前年比は2,200〜2,300円高 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
エチレンセンターの多くは、今年4〜6月期のナフサ価格が1キロリットル当たり平均2万5,600〜2万5,700円になるとの見方を固めている。これは、同期の輸入通関価格の加重平均が同2万3,600円〜2万3,700円になると予想してのもの。 4月の輸入通関価格の平均は2万7,600円と高かったが、5月は2万3,500〜2万3,600円に下がったと見られ、さらに6月はもう一段下降する公算が濃厚となってきたことがその背景。 こうした予想とおりにいくと、今年1〜3月期を約1,000円下回ることになる。しかし、前年同期に比べると逆に2,200〜2,300円高い計算になる。現在の多くの誘導品の国内価格は、ナフサ2万5,000円見合いのところにとどまっていると見られるので、化学企業の石油化学事業部門の大半がなお採算割れから脱却できないちうことになる。 |