2003年06月23日
ナフサの国際スポット相場、先週は反落
C&F/ジャパンの平均は250ドル強に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、ナフサの国際スポット相場は先々週末から各地で徐々に下降、その結果先週1週間の平均価格は極東向けが前の週の平均をトン当たり13ドル前後、北西欧向けが同およそ15ドル下回るかたちとなった。
 
 日本の石油化学企業や大手商社などが先週1週間の間に国際トレーダー筋等と契約するなりオファーするなりした価格(C&F/ジャパン)の平均は、トン当たり250ドル強となっている。4月以降のピークとなった前の週の平均に比べると12〜13ドル安い。C&F/ジャパンは、5月はじめに同220ドル前後まで落ち込んだあと反転して毎週のように再上昇を続けていたが、先週に入ってからは原油のスポット相場が軒並み下降したのに連動して反落したもの。
 北西欧のCIF価格も同様の傾向をたどり、先週の平均は同241ドル前後となっている。ともに、とりあえず再騰に歯止めがかかった感じだ。しかし1年前に比べるとなお20ドル高く、高値圏から脱却できていない。