2001年12月10日 |
経産省・本庄課長、中国のカプロラクタム調査「WTOルールに基づく取り組み、判断を期待」 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
3日から1週間アセアンを訪問していた、経済産業省の本庄化学課長は10日、中国政府(対外貿易経済合作部)が新たにカプロラクタムでダンピング調査を開始したと7日付けで公告したことについて、「ポリスチレン問題が解決した直後だけに驚いている」と、次のように語った。 「中国では化学繊維の生産が増え、原料の輸入も増加しているといった事情があるのだろうが、11日にはWTO加盟が正式決定するので、今後のことはWTOルールにのっとった形でやっていかれると思う。私たちも業界からヒアリングしたり、データーを集めるなどしながら今後の対応を検討していきたい」 また同課長は、前日の6日にポリスチレンで“シロ裁定”が同国政府から下されたことについて、「私たちも意見を述べてきたが、中国側はきちんと受け止めてくれた。WTOルールの基づいた判断と評価している」と述べた。 |