2001年12月10日
フラットヤーン製品の輸入、9月は前年の3.5%増
中国品が引き続き圧倒的多数を占める
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:財務省

 日本フラットヤーン工業組合はこのほど、PPならびにHDPEによるフラットヤーン製品の9月の輸入通関実績をまとめた。これは、財務省の通関数量から金属や皮革製などの付属品を引いたプラスチックの正味重量ベースのもの。
 
 それによると、クロスシート、フレキシブルコンテナー、土嚢、その他の袋--の計4品目トータルの数量は5,804トンとなっている。前年同月の実績を3.5%上回っている。これによって、9月も、フラットヤーンの国内需要のうちの6割近くが輸入品で占有されたと見られている。
 いずれの品目でも圧倒的多数を引き続き中国品が占めている点が注目される。全輸入量に占める中国品の比率は83.9%となっている。
 
 これに伴い、1~9月の総輸入数量は5万5,149トンとなった。前年同期の実績を9.7%上回っている。中国品の占有率は82.9%である。
 
 フラットヤーン製品の9月と1~9月計の輸入通関実績は次の通り。かっこ内は前年比。[9月]
 ▽クロスシート= 1,189トン(115.8%)
 ▽フレコン  = 2,262トン( 94.9%)
 ▽土嚢    =   908トン(125.1%)
 ▽その他の袋 = 1,445トン( 98.2%)
 合計     = 5,804トン(103.5%)
 
 [1~9月計]
 ▽クロスシート=10,816トン(115.9%)
 ▽フレコン  =24,697トン(110.0%)
 ▽土嚢    = 7,454トン( 99.7%)
 ▽その他の袋 =12,182トン(110.7%)
 合計     =55,149トン(109.7%)