2003年06月26日
帝人、ナノレベルのコーティングフィルム設備建設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:帝人、デュポン

帝人は26日、ナノレベルの精密コーティングを可能にした、新規コーティング加工フィルムの生産設備を帝人デュポンフィルム(TDFJ)宇都宮事業所内に新設すると発表した。ベースフィルム上に、ナノオーダーの精度でコーティングすることができ、光学・電子材料、環境、エネルギー分野関連など最先端市場向けの販売拡大が期待できる。

 TDFJは、ベースフィルムから加工までの一貫体制による優位性を生かし、高品質のコーティングフィルムを高効率に供給していくとしている。

 新設備は、栃木県宇都宮市清原工業団地にある同社宇都宮事業所内に所要資金15億円で建設する。コーティング能力は3,000万平方メートル/年で、既存設備と合せたコーティング能力は9,000万平方メートル。2004年6月完成の予定。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/03626002.tif