2003年07月01日
チッソ、韓国にLCDドライバー実装技術(TCP)技術を供与
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:チッソ

 チッソは1日、子会社サン・エレクトロニクス(熊本県、森章社長)を通じて、韓国・シーキューブ デジタル社(Ccube Digital Corp.本社:忠清北道 梧倉面 、李柄九社長)に、LCDドライバー実装技術であるTCP(Tape Carrier Package)製造技術を供与するとともに、同社に資本参加を行うことで合意したと発表した。今後両社は、ドライバー実装技術だけでなく、広範囲の協力関係を構築していく方針。

 サン・エレクトロニクスは、国内ドライバー組立の専業メーカーで、昨年8月LCDドライバー後工程の一貫生産体制(バンプ形成-組立-テスト)を新しく構築し、TCP製品の納期を大幅短縮することに成功した。

 今回Ccubeでも新しい生産体制を加えることにより、チッソグループの実装技術を活かした後工程一貫体制を、国内(水俣市)だけでなく、需要の増大する韓国に構築することになり、韓国、台湾への供給体制が整備されることになる。

【サン・エレクトロニクス株式会社の概要】
・設立 :1989年
・資本金:5千万円(チッソ100%出資)
・売上高:41億円(2002年度)
・従業員:159人

【シーキューブ デジタル株式会社の概要】
・設立 :1996年
・資本金:2億6千万円
・売上高:22億円(2002年度)
・従業員:106人

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/030701chisso.doc