2003年07月08日
先週のナフサ価格のC&F/ジャパン平均は264ドル弱
原油のスポット同様に6月第2週のレベルに戻る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、ナフサの国際スポット相場のうちのC&F/ジャパンの先週の平均はトン当たり264ドル弱となった模様。その前の週の平均を約4ドル(15%弱
)上回っている。3週連続の上昇で、6月第2週とほぼ同じレベルに戻ったことになる。

 北西欧のCIF価格も同様に3週連続のアップとなっている。先週の平均は約255ドルで、前の週より5ドル弱上がっている。
 いずれの場合も、原油のスポット相場の続伸が大きく影響していると見られる。中でも、米国の石油製品全体の需給の逼迫に伴って顕在化しているWTI相場の高騰が従来以上に強く作用していると見る向きがセンター筋には多い。ちなみにWTIの先週の平均はバレル当たり30.3ドルとなった模様。これも最近のピークの6月第2週の平均に近づいている。