2003年07月09日 |
PSPの6月の出荷、3ヶ月振りに前年をわずかながら下回る |
主力のロールトレー用は5ヶ月連続で前年超え |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会 |
発泡スチレンシート工業会の集計によると、発泡スチレンシート(PSP)の6月の総出荷数量は9,830tとなった。前年同月の実績を1.4%下回っている。PSPの月間出荷数量の前年同月割れは今年3月の0.9%減いらい3ヶ月振りとなる。月1万tの大台割れは2月の9,040tいらい4ヶ月振り。 前年同月を割り込んだのは、一般用原反(ロール一般用)、ラミネート丼用、ラミネート一般用の3品種がいずれも8%強のマイナス成長となったため。主力のトレー用原反(ロールトレー用)は7.2%増と引き続き好調であったが、他の品種の縮小をカバーし切れなかった。トレー用原反は5ヶ月連続の前年同月超えである。 こうした結果、今年1〜6月の累計は5万9,010tとなった。前年同期を0.6%上回っている。メーンのトレー用原反が5.9%増と着実な成長を遂げている点が注目されるところ。また、ラミネート丼用も1〜4月の好調がきいて0.4増となっている。 PSPの6月の品種別出荷実績は以下の通り。単位はトン。かっこ内は前年比。右は1〜6月の累計。 ▽トレー用原反 4,770(107.2%) 26,440(105.9%) ▽一般用原反 2,000( 91.7%) 11,570( 91.7%) ▽小計 6,770(102.1%) 38,010(101.1%) ▽ラミネート丼用 1,990( 91.7%) 14,720(100.4%) ▽ラミネート一般用 1,070( 91.5%) 6,280( 98.3%) ▽小計 3,060( 91.6%) 21,000( 99.8%) ▽合計 9,830( 98.6%) 59,010(100.6%) |