2003年07月10日 |
PSの中国向け輸出、5月も前年の大幅減 |
PVCは今年初めての前年同月超え |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
ポリスチレン(PS)の中国向け輸出通関数量(香港向けを含む)は、5月も前年同月を大幅に割り込んだ。合計8,186tで、前年同月を34.0%下回っている。6ヶ月連続の前年同月割れである。 うち、香港向けが5,221tで43.8%減、中国本土向けが2,965tで4.4%減となっている。同樹脂の5月の総輸出量に占める中国向けの占める比率は78.9%と依然高い。この結果、同樹脂の中国向けの今年1月から5月までの累計は5万2,800tとなった。前年同期を34.1%下回っている。うち香港向けが3万6,175tで37.9%減、中国本土向けが1万6,625tで24.0%減となっている。 一方、同じ汎用樹脂でもPVC(塩ビ樹脂)の5月の対中輸出通関数量は逆に前年を大幅に上回っている。合計5万6,963tで、前年同月に比べて8.4%多い。昨年11月いらい6ヶ月ぶりの前年同月超えである。全輸出量に占める中国向けの比率は78.9%で、引き続き圧倒的に高いシェアとなっている。 うち香港向けは9,704tで19.3%減と引き続き不振であったが、中国本土向けが4万7,259tで16.6%増と大きな伸びを遂げた。これに伴う1〜5月の累計は26万2,337tで前年同期を11.8%下回っている。 |