2001年12月06日
ABS樹脂需要10月も不振、今年の内需1986年当時のレベル
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 ABS樹脂工業会によると、10月の同樹脂出荷量は、国内向けが前年比84%の2万9,759トン、輸出用が同86%の1万3,434トン、合わせて同85%の4万3,193トンだった。

 ABS樹脂の需要は、この数年主力の自動車産業向けがポリプロ7ピレンやポリカーボネートなどの他樹脂に置き替わってきたこと、家電向けもメーカーの海外シフトや他樹脂への転換などの影響を受け、国内向け出荷量が減少を続けている。輸出も1997年の19万7,000トンをピークに減少をみせている。

 業界筋によると、2001年1-12月の同樹脂の需要量は国内36万8,000トン、輸出16万1,000トンの計52万9,000トンと前年比92%止まリに終りそうだという。内需レベルは1986年当時の水準に戻ることになる。


http://www.c-nt.co.jp/data/abs/2001abs.html">2001年ABS樹脂・出荷実績(表)
http://www.c-nt.co.jp/data/abs/2001abs2.html">2001年ABS樹脂国内用途別出荷実績(表)
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