2003年07月14日 |
新日石と三菱ガス化、水島地区で水素と粗ベン相互融通 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:新日本石油、三菱ガス化学 |
水島地区コンビナートに立地している、新日本石油と三菱ガス化学の両社は14日、工場運営の合理化と効率化のため、新日石精製が製造する「水素」と、三菱ガス化学が生産している「祖ベンゼン」の相互融通を開始したと発表した。 三菱ガス化学は、水島工場のパラキシレン製造技術(キシレン異性化装置)を改造し、副生するエチルベンゼンに水素を反応させ粗ベンゼンとして取り出す方法にはじめて切り替えた。これによって新たに製造されることになった粗ベンゼンを新日石精製の製油所に供給することにした。新日石精製は、この粗ベンゼンにより、今後ベンゼンの増産を図る。一方、供給余力のある水素はガス化が粗ベンの原料として引き取る。 新日石から供給する水素量は毎時8,000立方メートル、一方ガス化学からの粗ベン供給量は年間80,000キロリットル。相互融通は12日から開始した。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/03714004.tif |