2003年07月14日
新日石「定置用燃料電池プロジェクト」に3種類の電池提供
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:新日本石油

 新日本石油は14日、財団法人・新エネルギー財団が実施する15年度「定置用燃料電池実証研究」プロジェクトに参加し、ナフサ改質型(5Kw級)・LPG改質型(1Kw級)・灯油改質型(5Kw級)の3種類の燃料電池を提供すると発表した。
 
 昨年度も同プロジェクトにナフサ改質型とLPG改質型の燃料電池を提供し、データの収集を行った。今年度提供する燃料電池は、これに改良を加えたもので、実用化に向けた完成度をさらに向上させる。
 
 同社は、1986年から石油精製で行っている水素製造技術を応用して、燃料電池の本格的な研究に取り組んできた。これまでのナフサ改質型、LPG改質型のほか、新たに灯油改質型をフィールド実証試験のラインナップに加えることにより、さらに多くの利用目的や使用状況に対応することが可能になる。