2001年12月06日 |
東洋スチレン、GP、バッチ設備5万3,000トンを廃棄 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:新日鐵化学、ダイセル化学、電気化学工業、東洋スチレン |
東洋スチレンは6日、君津工場のGPプラント1系列4万8,000トンを廃棄、電気化学工業に委託していたバッチ5,000トンの連続法への切り替えと合わせて5万3,000トンの設備削減を行うと発表した。 同社は1999年4月、電気化学工業、新日鐵化学、ダイセル化学工業3社のスチレン事業を統合して誕生したポリスチレン専業会社で統合時3社計47万6,000トンあった設備を現有の37万6,000トンの削減している。 しかし、ポリスチレン業界を取り巻く環境はさらに悪化し、2001年度の需要は国内、輸出合わせて約100万トンと前年比13万トン、11%の減少が見込まれ、この傾向はなお続くとみられている。 このため同社は効率的な生産と徹底したコストダウン図ろうと再度能力を縮小することにした。需要見合いの生産は同社の基本方針だとしている。 <ポリスチレン生産能力> 現状: 削減後: GP: 222.5 174.5(△48) HI: 148.5 148.5 - バッチ: 5.0 0.0(△5) 合計: 376.0 323.0(△53) (単位千トン) |