2003年07月16日
BASF、「生分解性プラ」で米メタボリックス社と提携
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:BASF

 BASFは16日、米国メタボリックス社(Metabolix, Inc. マサチューセッツ州ケンブリッジ)と、1 年の契約期間で、再生可能な資源から作られるプラスチックの共同研究を進めていくことで合意したと発表した。
 
 メタボリックスは、発酵技術によって砂糖を原料とするポリエステル・プラスチックを製造し、一定量を試験用サンプルとしてBASF に供給する。BASF ポリマー研究事業部は、その製品の材料特性と加工性を検討する。今回の契約には、両社における包括的な情報の共有に関する条項も含まれている。契約金額は非公開。
 
 ポリヒドロキシアルカノエート(PHA)ポリエステルは、再生可能資源から作られる汎用性の高い生分解性プラスチック。応用範囲も多岐にわたり、プラスチックフィルム、繊維、熱可塑性プラスチックのコンパウンド、ならびに粘接着剤や塗料向けディスパージョンの製造にも用いられる。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/030716basf.pdf