2003年07月16日
ナフサのC&F日本価格、連日270ドル超え
週明けには一時280ドル台も
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター各社の調べによると、ナフサの国際スポット相場は先週半ば以降各地で一段と騰勢を強めている。

 特に上昇が目立つのは、日本の商社や石油化学企業に対する国際トレーダーや産油国のオファー価格(いわゆるC&Fジャパン)である。契約ベースのものも含めた最近の価格は、平均トン当たり連日270ドルを超えている。270ドル超えはすでに15日までで5日連続となっている。うち今週明けの価格は280ドルを2ドル前後上回るところまで上がった。

 依然として原油のスポット相場のうちのWTIが騰勢をたどっているのが影響している。北西欧のCIF価格も、C&Fジャパンほ度ではないものやはり強含みで推移している。

 このままいくと、わが国の石油化学企業が7〜9月期に入手するナフサ価格は、従来の予想を大きく上回ることになる。