2001年12月06日 |
旭化成、三菱化学など10社、水島でリサイクル事業 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成、クラレ、ジャパンエナジー、日本ゼオン、三菱化学、三菱ガス化学 |
岡山県の水島コンビナートの形成メンバーである川崎製鐵、旭化成、日本ゼオン、クラレ、三菱化学など10社は倉敷市が計画した産業廃棄物や一般廃棄物(可燃ごみ、焼却灰)および下水処理汚泥を利用可能な資源にリサイクルするプロジェクトに参加することになった。 このプロジェクトは民間資金を活用する民設、民営のPFI(プライベート・ファイナンシャル・イニシアチブ)方式により実施されるもので2003年4月に川鉄サーモセレクト方式ガス化溶融施設の建設に着手する。資源循環型廃棄物処理がPFI方式で行われるのは全国初のケース。 倉敷市は2005年から2025年までの20年間、同プロジェクトを10社(運営会社は来年1月に設立)に委託するが、20年間の処理費合計は254億6,100万円。 川鉄が所有するサーモセレクト方式ガス化溶融技術で水島地区に1日当たり産業廃棄物処理能力約250トン、一般廃棄物および水処理汚泥処理能力約300トンの施設を建設する。リサイクル過程で生成されるガスは参加各社で原燃料として利用する予定。 川鉄は同ガス化溶融施設を千葉工場ですでに運転している。同プロジェクトは前記5社のほか、三菱ガス化学、三菱自動車工業、中国電力、日石三菱精製、ジャパンエナジーが参加する。 |