2003年07月23日
デュポン、中国で自動車用塗料事業拡大
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:デュポン

 中国デュポンはデュポン高機能塗料事業部門が中国の有力塗料会社 Red Lion社と2つの自動車用塗料の合弁会社を設立したと発表した。

 一つはDuPont Red Lion Coatings (北京)社で、Akzo Nobelとの3社JVのAkzo持分を買い取ってデュポン出資比率を51%から60%に増やし、社名を変更した。同社は新たに最新鋭の工場と開発センターを建設する。

 もう一つはDuPont Red Lion Coatings (長春)社で、Red Lionの提携先のタイのTOAから持分を買い取り、デュポン60%出資とし、社名を変更した。同社は中国最大の自動車メーカー、第一汽車とそのフォルクスワーゲンとのJVの近くにあり、1,500万ドルを投じて拡大、近代化される。両社の生産能力の合計は年間2万トン。

 デュポンでは「中国では年間120万台の乗用車と150万台の商用車が生産されており、当社の将来の事業計画に重要な役割を果たす」としている。