2001年12月06日
来年の日本の定修エチレン装置は合計8基
総生産能力は今年を24万トン下回る見込み
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:昭和電工、東ソー、東燃化学、三菱化学

 わが国エチレンセンターの2002年における定修スケジュールが1センターを除いて確定した。来年中に定修を実施し運休するセンターは7社で、運休するエチレンプラントは合計8基となる。今年に比べて2基多い。
 8基のうち3基が3~4月中に、2基が5~6中月に、そして残り3基が8~11月の間に運休する公算が濃厚。センター筋の調べによると、これに伴い、来年1年間のエチレンの総生産能力は11社トータルで年733万トンとなる。今年の生産能力は757万トンであったので、来年は24万トン縮小することになる。
 
 一方、他のアジア諸国では、韓国で6基(他にFCCプロピレン装置が1基)、台湾で2基、タイでも2基がそれぞれ定修・運休となる模様。
 
 日本のエチレンセンターの2002年における定修予定は以下の通り。かっこ内は定修実施年能力。
▽山陽石油化学・水島(443,000トン)= 3月10日~4月19日
▽東ソー・四日市  (493,000トン)= 3月11日~4月13日
▽昭和電工・大分  (565,000トン)= 3月11日~4月19日
▽三菱化学・鹿島第2(453,000トン)= 5月10日~6月14日
▽三菱化学・鹿島第1(375,000トン)= 5月18日~6月28日
▽東燃化学・川崎  (478,000トン)= 8月20日~9月26日
▽出光石油化学・徳山(450,000トン)= 9月15日~10月29日
▽京葉エチレン・千葉(670,000トン)=未定