2001年12月05日
PPフィルムの10月の出荷、前年並みの3万4,712トン
1~10月計も前年の横並びで31万7,201トン
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリプロ、日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会の集計によると、OPPとCPPの10月の出荷数量は両品種トータルで3万4,712トンとなった。前年同月比は100.3%なのでほぼ横並びということになる。うち国内向けは3万4,024トンで同100.3%、輸出は688トンで同102.8%となっている。
 
 これを品種別に見ると、OPPが2万1,589トンで同100.0%、CPPが1万3,123トンで同100.9%となる。OPPはわずか3トンながら前年同月を下回っている。この結果同フィルムの月間出荷量は今年6月以降5ヵ月連続の前年同月割れとなった。もっとも、縮小幅は平均1%強と小幅である。一方のCPPは、9月の0.1%減を除いて10ヵ月のうちの9ヵ月が前年超えとなっている。ただし、両品種とも、圧倒的多数を占める食品包装用はOPPが2.3%増、CPPが1.9%増と順調であった。
 
 これに伴う1月から10月までの累計は、31万7,201トンとなった。前年同期比は100.1%なので、この場合も前年の横並びといえる。うち国内向けは30万9,626トンで同100.5%、輸出は7,575トンで同87.3%となっている。OPPは19万7,332トンで同98.8%、CPPは11万9,869トンで同102.4%となっている。依然としてOPPのわずかの減少をCPPがカバーするパターンが続いている。


2001年OPPフィルム出荷実績(表)
2001年CPPフィルム出荷実績(表)
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