2003年07月30日 |
汎用4樹脂の上期計の出荷は多くの品種が前年超え |
1〜3月期の大幅増が4〜6月期の減少を補う |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省製造産業局は30日、汎用4樹脂(ポリオレフィン3樹脂とポリスチレン)の今年上期(1〜6月期)トータルの需要部門別(品種別)の出荷実績をまとめた。 それによると、ほとんどの品種が前年同期を上回っている。前年同期を下回った品種は、LDPEのパイプ用(7%減)、HDPEのフィルム用(1%減)と射出成形用(14%減)、PPの中空成形用(8%減)PSの包装用(2%減)--といったごく一部のグレードにとどまっている。 もっとも、各樹脂の最大消費品種の実績には増減にばらつきが生じている。LDPEのフィルム用は3%増となっているが、PPの射出成形用はわずか0.4%増にすぎず、HDPEのフィルム用は1%、PSの包装用は2%それぞれ前年同期を下回っている。 それでも全体が前年同期を上回ったのは、1〜3月期の出荷量が値上げ前の先行需要の発生によって全体に前年を大幅に上回る規模となったため。この結果、上期計の国内向け出荷トータルは4樹脂全てが前年同期を上回った。ただし、伸び率はLDPEの3%を除いて極めて小さい。PPは1%増にすぎず、HDPEは0.2%増、PSは0.3%増にとどまっている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/03730004.tif |