2003年07月31日 |
エチレン系製品の6月の輸出入バランスも大幅な前年超え |
上期合計でも前年を上回る出超量に |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省製造産業局が31日に集計したところによると、エチレンとエチレン系誘導品の6月の輸出入バランスは、引き続き大幅な出超となった。エチレン換算の総輸出量は16品目合計で前年同月比21.8%増の17万7,000t、総輸入量は13品目合計で同37.4%増の3万4,200tで、差し引きは同1.3%増の14万2,700tとなっている。 これに伴うエチレンの生産量対比の輸出比率は32.3%、エチレンの内需対比の輸入比率は8.5%となる。 輸出の中では、エチレンの2.1倍(エチレン換算3万7,036t)、LDPEの30.3%増(同2万1,288t)、VCMの69.6%増(同2万2,590t)などが特に目を引く。輸入の中では、LDPEの22.3%増(同1万2,468t)、HDPEの66.9%増(同4,381t)、EDCの42.7%増(同3,233t)などが目立つ。 この結果、今年上期合計の総輸出量は前年同期比102.0%の111万8,300t、総輸入数量は同100.3%の19万9,100tとなった。差し引きは同102.4%の91万9,100tとなる。輸出比率は30.7%、輸入比率は7.3%で、前年同月に比べると輸出比率は1.2ポイント、輸入比率は0.5ポイント低くなっている。 |