2003年08月01日 |
キリンビール、ヒト抗体技術を武田薬品に導出 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:武田薬品工業、キリンビール |
キリンビールは1日、武田薬品工業とヒト抗体産生マウス技術のライセンス契約を締結したと発表した。 これに基づき、武田薬品は、キリンビールのヒト抗体産生マウス技術を用いて、武田薬品の選んだ抗原に対し完全ヒト抗体を作製し、全世界で治療薬および診断薬の開発、製造、販売を行う。キリンビールは、武田薬品から開発の進捗および売上げに基づきマイルストーン、ロイヤルティを受け取る。 キリンビールは、独自に開発した巨大なヒト遺伝子を導入する技術を用いて、ヒト抗体産生マウスを完成させた。1999年に米国メダレックス社と提携した後、KMマウスを開発し全世界で完全ヒト抗体技術を提供している。キリンビールのヒト抗体技術を用いることにより、バラエティに富み、抗原に対し高い親和性を有する完全ヒト抗体を効率的に作製できる。 同社はこれまでに米国コリクサ社、ジェンザイム社などとヒト抗体の開発に関する契約を締結してきたが、日本の大手製薬企業と契約を締結したのは今回が初めて。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=1210 |