2003年08月05日
タカラバイオ、米社から「遺伝子発現解析技術」アジアで独占的実施権
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:タカラバイオ

 タカラバイオ(加藤郁之進社長)は5日、2000年11月に米国リンクス・セラピューティックス社(カリフォルニア州)から遺伝子発現解析技術「マイクロビーズアレイ技術」の独占的使用・販売権を獲得したが、このほど、リンクス社への支払いが設定されていた同技術の利用に関する技術使用料やランニングロイヤリティー等の将来の支払いを完済し、事実上アジア地域における同技術の独占的実施権を買い取ったと発表した。

 リンクス社が所有するメガクローン法、メガソート法および超並列的な遺伝子ビーズクローン解析法(MPSS)は、特定の組織・細胞で発現しているほぼ全ての遺伝子を網羅的に解析することができる、画期的な遺伝子発現解析技術だという。

 これにより、同社は、アジアにおける同技術の基盤をより強固なものとすることができ、一塩基多型(SNP)を網羅的に探索する技術の普及などを加速させることができるとしている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/030805takara.doc