2001年12月04日
クラレ、ガードナーの両社、画期的な「インナーウエアー」共同開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:クラレ

 クラレとガードナー社(本社、埼玉県草加市)の両社は4日、半導体工場などのクリーンルームで使用するインナーウエアー(作業着の内側に着る下着)の新製品を共同開発したと発表した。
 クリーンルームに要求される低い発塵性と着心地を格段に向上させたという。
 
 一般に半導体工場では、オペレーターは発塵性の少ないクリーンルームウエアの中に、やはり発塵性の少ないポリエステル100%のインナーウエアーを着用している。しかしポリエステル100%の繊維は汗や水分をほとんど吸収しないため、作業環境上改善が求められていた。
 
 両社が共同開発したインナーウエアーは、クラレが独自に開発した「エバール」樹脂を繊維化した「ソフィスタ」と、光触媒反応と化学吸着反応のダブルの消臭機能をもつ「シャインアップ」およびポリエステルの3種類の素材を使用している。このため快適なインナーウエアになったとしている。

 ガードナー社では2002年1月からブランド名「アドクリーン」として発売する。