2003年08月07日 |
BASF とダウ、POの新製造プロセスの開発進む |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:BASF |
BASFとダウ・ケミカルの両社は6 日、過酸化水素を主原料とするプロピレンオキサイド(PO)の製造技術(HPPO プロセス)について、共同で研究した結果、大きな成果を上げたと発表した。 両社は昨年8 月、研究活動で協力体制をとると発表しており、それぞれの保有技術を相互評価した後、今年7 月に共同開発契約に署名した。 BASF とダウは、2003年度中には試験規模プラントによる研究を完了し、初の世界規模のHPPO プラントの設計も、同時に開始する予定。両社は、年産30 万トン規模のHPPO プラントを、早ければ2007 年には操業できるよう検討中。建設候補地としては、BASF とダウが米国及び欧州に保有する統合拠点が検討されている。 プロピレンオキサイド(PO)はポリウレタン、プロピレングリコール(PG)、中間体、難燃剤、合成潤滑剤、油田掘削用化学品、繊維用界面活性剤などの製造に使用される。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/030807basf.pdf |