2003年08月18日
EPSの7月の出荷、前年同月を9.3%下回る
水産用と農業用もともに前年割れに
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会

 発泡スチレン工業会が集計したところによると、EPS(発泡スチレンビーズ)の7月の総出荷数量は1万6,296tとなった。前年同月の実績を9.3%下回っている。4ヶ月連続の前年同月割れとなった。
 
 これには、水産用(魚箱用)と農業用(農産物輸送箱用)がともにマイナス成長に転じたことと、家電用(家電梱包用)が一段と縮小したことが大きく影響している。水産用は7.2%減、農業用は10.2%減、家電用は27.4%減となった。唯一前年を上回ったのはブロック用だが、伸び率はわずか0.9%にすぎない。
 
 この結果、今年1月から7月までの出荷の累計は10万6,453tとなった。前年同期の実績をを2.5%下回っている。前年同期を上回っているのは、農業用の3.9%増とブロック用の7.3%増。最大消費分野の水産用は1.1%減、その他成型品用は5.4%減、家電用は11.2%減となっている。

 EPSの7月の出荷数量は以下の通り。単位はトン。かっこ内は前年比。右は累計。
 水産用 8,424( 92.8%) 53,285( 98.9%)
 農業用 1,103( 89.8%) 8,894(103.9%)
 他成型品3,219( 93.3%) 20,527( 94.6%)
 家電用 1,645( 72.6%) 11,613( 88.8%)
 ブロック1,722(100.9%) 11,067(107.3%)
 ネダ用 163( 77.6%) 960( 58.3%)
 一枚焼き 20(117.6%) 107(120.2%)
 合計 16,296( 90.7%) 106,453( 97.5%)